直帰率・離脱率・回遊率とは?改善方法もわかりやすく解説

2021/02/05
カテゴリー: ホームページ関係

Webサイト、ホームページのアクセスアップに欠かせないのがページの解析です。その中でよく登場する「直帰率」「離脱率」「回遊率」という言葉の違いについて、なるべく簡単に解説いたします。








目次

  1. 1.直帰率とは?
  2. 2.離脱率とは?
  3. 3.回遊率とは?
  4. 4.直帰率を改善するポイント
     4-1.ページの読み込みを速くする
     4-2.キーワードと内容のギャップをなくす
     4-3.見やすいデザインを心がける
     4-4.レイアウトをデバイスに合わせる
     4-5.導線を考え直す
  5. 5.一部のページは、そもそも直帰率が高いもの
  6. 6.まとめ



直帰率とは?


「そのページだけを見てすぐに帰ってしまった人の割合」が直帰率です。

ページAとページB、ふたつのページがあるホームページに、以下3回のセッション(訪問)があったと仮定します。

①ページA→ページB
②ページA→外部のサイト
③ページB→ページA

この場合、ページAの直帰率は「1(直帰人数)÷3(セッション回数)=約33%」となります。ページBの場合は①と②の2回の訪問のうち、「ページBだけを見てすぐに帰った人」はいないので、直帰率は0%になります。




離脱率とは?


直帰率と混同されがちな離脱率ですが、これは単純に「そのページを見た後でサイトから離脱してしまった人の割合」を指します。これは「そのページだけ見て帰った人の割合(=直帰率)」も、「他のページを見てからそのページに来て、その後すぐ帰った人の割合」も含めた数になります。

ページA・B・Cの3つのページを持つサイトに、以下のようなセッションがあったと仮定します。

①ページA→ページB→外部のサイト
②ページA→外部のサイト
③ページA→ページB→ページC→外部のサイト

ページAを最後に外部のサイトへ行ってしまった人は、3回のセッションのうち1回だけいます。なので、「1(離脱人数)÷3(セッション回数)=約33%」です。

一方、ページBは2回のセッションのうち1回だけ離脱が発生しているので「1(直帰人数)÷2(セッション回数)=50%」、ページCは1回のセッションで離脱が発生しているので「100%」になります。




回遊率とは?


回遊率とは、「1回のセッションで、ユーザーが見たページの数を示す割合」のことです。

1日に100回のセッションがあるホームページがあるとします。その中で、ページAは10回、ページBは15回、ページCは30回、ページDは…とそれぞれのページが見られた合計回数(ページビュー数)が150だとします。

この場合は、「150(ページビュー数)÷100(セッション回数)=1.5」が回遊率になります。 回遊率は、1回のセッションでたくさんのページが見られたということになるので、一般的には数が大きいほうがいいとされています。




直帰率を改善するポイント


直帰率、離脱率、回遊率の中で、やはり一番改善したいのは直帰率です。ひとりでも多く、たくさんの情報を見ていってほしいですよね。

以下、直帰率が高い場合に見直したいポイントをまとめたので、よければご参照ください。




ページの読み込みを速くする

ページの表示に時間がかかると、せっかく来てくれた人も「待てない、もういいや」と元のページに戻ってしまう可能性が高いです。

特にトップページなど、画像や動きを活用して見栄えのいいものにしたくなりますが、誰にも見られなかったらもったいないですよね。情報が多すぎてかえって見にくい、なんてこともあります。

「長い間ホームページをリニューアルしていないかも…」という方は特に、一度自社ページを確認してみてはいかがでしょうか。




キーワードと内容のギャップをなくす

検索ページからホームページに来る方は、あらかじめ「○○について知りたい」という目的を持っています。

検索に引っ掛かりやすくなるように関連キーワードをたくさん設定するのもいいかもしれませんが、「いざ開いてみたら、知りたいことと関係ないページだった」というユーザーが増えれば、自動的に直帰率も上がってしまいます。

また、「見出しの文章が気になって読み始めたけど、本文の内容に全くあっていない」というパターンも、直帰率が高くなる要因に。

誰でもいいからたくさんの人が来るページではなく、それを必要としている方に見られるページにしたいですね。



見やすいデザインを心がける

奇抜な色やデザインは目を引きますが、一歩間違うと見づらさの原因にも。

どんなに内容が良くても、「文章を読むために、あちこち忙しなく視線を動かさなければいけない」「チカチカした色の組み合わせだから、画面を見ていられない」となってはもったいないです。

ホームページの最初の目的は、見てもらうこと、知ってもらうことです。

自社らしい個性を出しつつ、見る人に配慮したデザインが好ましいですね。




レイアウトをデバイスに合わせる

横長のデスクトップパソコンやノートパソコン、縦長のスマートフォンやタブレット…と、ホームページを見る環境は人によってさまざま。

横スクロールが必要なサイトは画面の小さいスマホでは見にくいですし、狭い幅の中に小さな文字が詰まった画面は、パソコン上では読みづらいですよね。訪問してくれる人のデバイスに合わせて、レイアウトを考える必要があります。

どちらで見ても変わらない…というレイアウトは難しいですが、基本的にはパソコン用とスマホ用が切り替わると嬉しいですね。




導線を考え直す

「最後まで読んで興味を持ったから問い合わせしたいけど、一番上まで戻らないと問い合わせページのリンクが押せない」なんてことになっていないでしょうか。

ホームページに来た人がどんなふうにページを見て、どんな動きをするのか考えてみると、ワンランク上の親切なサイトにできるかもしれません。「よくわかんないから、もういいや」を減らすために、少し見直してみてはいかがでしょうか。



一部のページは、そもそも直帰率が高いもの


用語を解説するような辞書系のページは、用語の意味が分かり次第ユーザーはページから離れます。また、店舗の場所や営業時間だけを確認したい、という方も、該当ページだけを見てホームページを閉じてしまいます。

このように、必然的に直帰率が高くなるページも存在します。

「すぐに帰ってしまったから、ホームページの効果がまったくない」とは限らないので、「なぜすぐに帰ってしまったんだろう?」を分析できると、よりよいホームページ制作につながってきます。




まとめ


1ページだけ見て帰ってしまった人の割合を指す「直帰率」、そのページを最後に離れてしまった人の割合を指す「離脱率」、1回の訪問でどれだけのページが見られているかを指す「回遊率」の3つの違いについでご紹介しました。

特に下げたい数値である直帰率を改善するためには、読み込み速度やデザインなど、見る人を気遣った配慮が必要です。

「ホームページからの集客がうまくいっていない気がする…」という方は、解析結果から直帰率を分析してみてはいかがでしょうか。効果的なリニューアルの手段が見つかるかもしれません。



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