SSL化しないとホームページが大幅イメージダウン

2020/03/17
カテゴリー: ホームページ関係

いきなり表示される「保護されていない通信」という警告




自社のホームページに対して「SSL化」は行っていますでしょうか?
されていないなら、「一刻も早く検討」された方がいいと思います。

なぜなら、ホームページの訪問者の画面に「保護されていない通信」と警告表示がされてしまうからです。
つまり、それを見たサイトの訪問者が、

「この会社のホームページって危ないんじゃないの?」
「保護されてないなんて表示があるから、ウイルスとかに感染したらどうしよう・・」

なんて不安になるかもしれないのです。








実際、訪問者にはどんな風に見えているのか




現在、多くの方がGoogle Chrome(グーグルクローム)というブラウザを使用しているかと思います。
(それしか使ったことないよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが…)

Google Chromeで訪れたサイトがSSL化されていないと、アドレスバー(URL入力する場所)に
「保護されていない通信」という警告が表示されてしまいます。




こんな感じです。








警告表示だけではありません。サイトのURLからもSSL化がされているかどうかはわかります。

ホームページのアドレスが
「http://」から始まれば、SSL化していない。
「http://」となっていればSSL化しているサイトとなります。

つまり「http://」がついているサイトは、セキュリティ的に安全なサイトということです。
※SSL化されていれば合わせてアドレスバーに鍵マークが表示されます。

こんな感じの表示です。
( ※画像をクリックすると別のタブで開きます)




SSL化されている場合        SSL化されていない場合







スマホでも同様にSSL化がされていない場合はアドレスバーの表示でわかるようになっています。
スマホで見た場合は下記のようになります。








つまり、パソコンだけでなく、スマホでも警告表示が出てしまうので、
SSL化対策は非常に重要だと考えられます。

あなたの会社のホームページは、どのように表示されてますか? 
…ドキッとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。




何が危ないのかわからない訪問者




SSL化について既にご存知の方やこの記事をご覧いただいた方は、
警告表示が出てきてもある程度それがどんな意味なのかはわかりますよね。

でも、まったくそういった知識がない人が
「保護されていない」なんて表示を見たらなんて思うでしょうか。

そうなんです。

一番怖いのは詳しい知識も何もない状態でこんな表示が出できたら、
何が危ないのか全く見当もつかず、「一体何ごと!?」と非常に不安になってしまうことなのです。

…実際、私の身の回りでも「パソコンがウィルスに感染したかもしれない!!!」なんて相談を受け、
話を詳しく聞いてみると、実はこのSSL化されていないサイトの警告表示だったなんてこともあります・・。




SSL化対策するメリットとしない危険性








①SSLってそもそも何?

SSLとは、Secure Sockets Layerの略で、インターネット上の通信を暗号化する技術です。


②SSL化をするメリット

例えば、 ホームページ から問い合わせフォームをなどを使い情報を送信する際に、
送信する情報を暗号化してくれるのがこのSSLなのです。

サイトの管理者は送信される情報を暗号化し、
悪意のある第三者から守ると同時に、
送信される情報が改ざん等されていないことを証明することにもなります。

③なぜSSL化していないと危険なのか

逆にその通信がSSL化されていないと、問い合わせフォームを介して
ユーザーが氏名、電話番号、住所などの個人情報を入力する場合、
悪意のある第三者によってそれらの個人情報が覗き見や改ざんされる可能性があるのです。


④SSL化が当たり前になるケースもある

ちなみに、私達が普段なにげなく利用している「メール」は通信の際、
きちんと内容が暗号化された状態で送信されています。

ショッピングサイトや医療関係、公益関係のサイトなど、
より個人情報の保護が重視されるサイトではSSL化は必須でもあります。


どうでしょうか、これだけSSL化対策が身の回りで当たり前になってきていることを踏まえると、
SSL化しないことはいかにリスキーかなのかが分かってくるかと思います。




Google Chrome以外での表示はどうか




ちなみに、冒頭で挙げたGoogle Chrome(グーグルクローム)以外のパソコンのブラウザで
SSL化されていないサイトを閲覧した場合はどうでしょうか。

下記に各ブラウザごとの表示をまとめてみました

Fire fox(ファイヤフォックス)では
アドレスバーの隣の鍵マークに赤い斜線が表示がされます。
以下のような表示です








Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)では
アドレスバーの隣に鍵マークの表示がされません。
以下のような表示です。








最後にSafari(サファリ)では、
警告表示こそ出てこないものの、アドレスバーの隣に鍵マークの表示がされません。

どのブラウザを使っているユーザーにもSSL化対策がされているかどうかというのは簡単にわかってしまうのです。




常時SSL化対策をしている企業の割合




「常時SSL化」とは、 ホームページ 全体にSSL化を行うことを指します。

具体的にどのくらいの割合の企業が常時SSL化対策をしているか一緒に確認していきましょう。

2020年1月のフィードテイラー社の最新調査によると、国内上場企業3,690社の内、
常時SSL環境での運用に対応しているサイトは 77%(2,810社)でした。

2年前の2018年1月の64.9% (2361社) というデータ、
1年前の2019年1月の67.3% (2462社)というデータと比べても、
常時SSL化は年々重視されるようになってきており、対応している会社も増加している傾向にあります。

つまりインターネットの世界においてSSL化をすることは
私達が日常生活で家の鍵を閉めて出かけることと同じくらい当たり前になりつつあると言えるかもしれません。




SSL化をするのはメリットだけじゃない




安心感を与えるというメリットがあるSSL化ですが、
サーバーの知識がないと導入が難しかったり、運用に費用や手間がかかったりします。

この点がデメリットではありますが、それ以外はメリットしかありません。




SSL化を個人の判断で行うのは難しい?!








さて、ここまでの記事をご覧になって、
SSL化についてイメージできましたでしょうか?

よくわかったと思う方もいれば、少し内容が難しいと感じた方もいらっしゃるでしょう。





SSL化というのはその具体的な手続き方法はさらに複雑になってくるため、
ご自身だけで自社の ホームページ にとってSSL化が必要かどうか、
どのような種類のSSL化を行うべきかなどを判断するのは難しいかもしれません。




まとめ




ここまでSSL化をしていない場合の危険性を中心にお話をしましたが、
言い換えると、SSL化対策をしっかりと行うことは、あなたのサイトに訪問される方に
安心感と信頼感を与える事でもあり、会社の大きなイメージアップにつながります。

当社では多くの企業様の ホームページ 制作・運用に携わらせていただいていますので、
SSL化についての小さな疑問から、具体的な導入の方法まで、
しっかりとご説明し、丁寧にサポートをさせていただきます。

もちろん、直接お伺いしての説明もさせていただきますので、
「こんな事、いまさら聞けないなぁ…」
「ちょっと直接話を聞いてみないとよくわかないなぁ・・」
など些細な事でも構いません、お気軽に下記までお尋ねいただければと思います。



文書:井上



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