3月のお話|道路工事

2015/03/14
カテゴリー: コラム・その他

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頂いております、WWGの鈴木です。こんにちは。

 

三寒四温という言葉がぴったりな今日この頃ですが、

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

今月のお話は、年度末に多い“道路工事”について

 

この時期になると、街のあちこちで道路工事をしているのをよく見かけますよね。

今までの私は正直、同じような道を毎年舗装して、税金の無駄遣い!

と思っていましたが、皆様はどう思いますか?

道路工事

実は先日、それについて公務員の友人と話したところ、

その見解は見事に浅はかなものであったことが判明したので、

そのことについて簡単に説明させて頂きます。

 

まず始めに、工事をするお金について。

これは、地方公共団体(県や市町村)に対して、国から交付される

地方交付税交付金というものです。

 

このお金をその年度中に使い切らないと、

次年度の交付金が減額されてしまうという理由から、年度末に

駆け込みで工事が集中する、というのはよく聞く話で、

私もてっきり信じ込んでいました。

 
国会議事堂
 

しかし、これが一概に正しいとはいえないのです。

 

その理由は大きく3つ。

 

1.工事の入札制度が複雑で、時間がかかる

 

しばしばニュース番組で、政治家と業者の癒着が発覚し、収賄、贈賄罪等に

問われているのを見かけますが、それらを防止する措置として、

現在は入札の制度や審査などがかなり複雑化されているそうです。

 

各自治体が4月に予算の運用計画を立て、業者に工事を発注するのが、5月ごろ。

多くの段階を経てやっと契約に結びつくのが夏から秋ごろになります。


 
 

2.工事の契約から竣工までには、時間がかかる

 

契約してから、いきなり工事を始められる訳ではありません。

その道路の占有権の申請や、測量に時間がかかるのはもちろんのこと、

場合によっては近隣住民への説明が必要だったり、その土地の所有者の了解を得たりしなければならないために、時間を要します。

 
 

3.道路工事は、舗装だけではない

 

一見道路を工事しているように見えますが、その内容は道路の舗装だけでなく、地中に埋めてある水道管や、ガス管、下水管などの工事も含まれます。

当然、それぞれ扱う業種が違うため、冬ごろから時期をずらして進める必要があるのでどうしても、工事が年度末までずれ込んでしまいます。

同じ場所で何度も道路を工事をしているように見えるのも、うなずけますよね。

 

下水道管工事
 

ちなみに、その友人の話では「前年度分を使い切らないと交付金が減額される」説は、間違いとのこと。

実際には、次年度に必要な分のみを予算に計上するため、例え使い切っても、そうでなくても、それが次年度の額に関係することはないそうです。

 

いかがでしょうか。

 

他にも理由はたくさんあると思いますが、

今後道路工事を見たときに、前ほどイライラしなくてすみそうですよね。

 

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