採用特設サイトは必要?メリットと効果アップのコツ

2020/09/04
カテゴリー: ホームページ関係

転職へのハードルが下がり、求職者が企業を選ぶ時代になりました。自由な仕事を求めて起業する人も多く、企業の一員になるということに対して、より大きなメリットが求められます。

今回は、自社のメリットをしっかりと伝えるために有用な「採用特設サイト」についてご紹介いたします。







採用特設サイトと採用ページの違い








採用ページは、企業サイトの中に一部採用情報が掲載されている形のもので、採用特設サイトは、トップページからすべて採用情報に特化したものになります。

今までは前者の「企業サイトの中に採用ページもある」という構成がメインでしたが、最近は企業サイトとは別に採用特設サイトを開設する企業も増えてきました。企業側・求職者ともにメリットが多いためで、今では「求人のトレンド」と言えるかもしれません。







採用特設サイトをつくるメリット


では、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。主に以下のような点が考えられます。







掲載情報の量に制限がない

「採用情報のみを掲載したサイト」ですから、コンテンツを増やしても複雑なサイト構成になりません。

通常の企業サイトは「求人情報」などの、「採用について書いたページだとわかる場所」を経由してから詳細ページへリンクさせる必要があります。

特設サイトであれば、トップページからいきなり「求める人材」「社員インタビュー」などのページにリンクすることが可能です。項目別に整理されているおかげで求職者も情報が探しやすく、詳細な記載のおかげで内容も理解しやすい、という利点があります。







人材採用に対する積極性のアピール

特設サイトの存在は求職者に、より「人材を求めている」という印象を抱かせます。

採用面接において、「御社に入りたいです!」という熱意がある人材のほうが、採用の意欲は上がりますよね。逆の立場になっても同じことではないでしょうか。採用に消極的な企業よりは、積極的であったほうが間口が広く感じられて、応募もしやすくなります。

採用特設サイトがあることで、多くの人材を募集しているようなイメージがつきます。そのオープンな雰囲気で、求職者の応募意欲を上げることができます。







求める人材にアプローチしやすい








詳細に情報を記載できるということは、同業他社との違いもアピールしやすくなります。
企業理念や職場の雰囲気、業務内容、とくに力を入れている事業、自社のアピールポイントが理解されれば、それにあった応募者とマッチしやすくなります。「いざ面接してみたら、求めていた人材とは違った」というミスマッチが減らせそうですね。







採用特設サイト作成にあたっての注意点


どのようなサイトにするのかを決めずに制作が始まってしまうと、「手間暇かけたサイトの効果がいまいち…」「何度も作り直すことになってしまった」なんてことに。

注意すべきポイントを事前にチェックして、よりよいサイトを展開したいですね。







コストに幅がある

Webサイトの費用には大きな幅があります。自社の特色を理解し、求める人材像をきちんと定めた上で「どのようなサイトにするのか?」をしっかりと決めないと、どんなに費用をかけても、思ったような効果が得られないかもしれません。

完成のイメージがしっかりしていれば、少ない費用で大きな結果を出すことも可能なので、しっかりとイメージを固めたいところです。







コンテンツの準備








充実した内容にするためには、多くの素材が必要になります。
今まで自社サイトの一部に採用ページがあるだけだった、という場合は、新しく素材を用意しなければなりません。「せっかく別途サイトをつくったのに、内容の密度が採用ページのみだったころと変わらない…」なんてことになったらもったいないですよね。

代表者のコメント、求人情報の文面はもちろん、社内や従業員の写真などが必要な場合もあります。撮影の日取りと社員インタビューの時間を…と考えると、段取りが少々たいへんかもしれません。

素材を充実させればそのぶんより魅力的なサイトに仕上がるので、気合を入れて計画を立てたいですね。







より効果を上げるために


採用特設サイトをつくったらすぐに効果が出るわけではありませんが、つくったものをどのように活用するかによって、コスト以上の効果を上げることもできます。







求人コンテンツとの連携が必要

採用特設サイトは、いわば「Web版の採用情報パンフレット」です。他の求人コンテンツからの誘導により、大きな効果を発揮します。

世の中には採用についてのWebページが溢れかえっています。つまり、求職者があなたの会社の熱心なファンでない限り、いきなり採用特設サイトにたどり着く可能性は限りなく低いと言えそうです。

求人情報を探す際、最初に見るのは、複数企業の求人情報が掲載された総合サイトです。掲載情報の量に制限はありますが、「とにかく大量の情報が見たい!」というときには重宝されます。気になる企業をいくつかピックアップして、詳細はホームページや会社説明会などで確認する方法が一般的です。

そこで、総合求人サイトに出した情報や、会社説明会で配布する資料などから、採用特設サイトへ誘導します。

アクセスする人は自社に興味を持っている求職者ばかりです。掲載量や時間の制約なく、より詳しい内容に目を通してもらえます。問い合わせフォームなどから面接の予約が可能になっていれば、自然な流れで求職者とのマッチングが叶います。







応募者が知りたい情報を考える








自分が求職者の立場になったとき、どんな情報を知りたいと思うでしょうか。代表者の企業理念、自社の活躍など、もちろん重要な情報ですが、もっと身近な部分も気になりませんか?

職場の雰囲気や待遇、具体的にどんな業務があるのか、といった細かい部分は、毎日の仕事に関わる重要なポイントです。

私事ですが、筆者は就職活動の際、「職場の雰囲気」「来客や電話対応の頻度」「デスクワークと力仕事の比率」をとくに気にしていました。「自分はどんな職場で、どんな業務に取り組むのか?」が具体的に想像しやすい項目だからです。

もちろん、求職者の性質やスキルによって、どんな点が気になるのかは大きく変わってきます。

ですが、こちらが伝えたいことばかりではなく、相手が「自分が実際に働いたらどんな感じだろう?」と想像できそうな内容も併せて掲載できるといいのではないでしょうか。







まとめ


自由度が高い、自社の熱意が伝わりやすい、求める人材が集まる、といったメリットが多い採用特設サイト。費用や手間はかかりますが、求職者のニーズを押さえて適切な活用をすれば、大きな効果が期待できそうです。

自社サイトがあって当たり前の昨今。もう一段階ステップアップして、採用に特化したサイトをつくってみてもいいかもしれませんね。

ライター:野倉




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